次期FRB議長候補:サマーズ氏とイエレン氏

ベン・バーナンキFRB議長の任期は、2013年1月31日に終了します。

現在、バーナンキ氏は降板し、別の人物が任命される見通しが強まっており、誰が強力な力を持つFRBを率いることになるのか注目されています。

次期FRB議長の有力候補

1.ジャネット・イエレン:FRB副議長

2.ローレンス・サマーズ:元財務長官

3.ティム・ガイトナー:元財務長官

4.ロジャー・ファーガソン:元FRB副議長

その他にも候補はいますが、2名に絞り込まれたとの報道が出たり、他にも候補がいると大統領およびその周辺が発言したりを繰り返しています。

2名の有力候補は、イエレン氏とサマーズ氏。

それぞれ、考え方や性格に違いがあり、米国大統領同様、FRB議長は米国だけでなく世界経済に大きな影響を与えます。

ジャネット・イエレン氏:現FRB副議長

2010年からFRB副議長を務め、次期議長として有力視されている。

最も有力な次期FRB議長候補で、マーケットおよびエコノミスト達から歓迎されるであろう人物です。

ジャネット・イエレン氏は、1946年生まれの経済学者で、サンフランシスコ連邦準備総裁を長らく務めています。

バーナンキ議長が進める積極的な景気支援措置を支持し続け、インフレよりも失業率を下げる方向を優先する「ハト派」の印象を与えています。

もし、イエレン氏が議長になると、景気や失業への配慮が強く、金融緩和政策をより長く継続し、利上げのタイミングが他候補より遅くなると見られています。

初の女性議長誕生の可能性があり。

ローレンス・サマーズ:元財務長官

頭脳明晰な分、やや独善的な傾向があると市場で心配されている人物です。

2009年の金融危機時には、オバマ政権に参加し、その後も大統領と、親密な関係を保っていることからホワイトハウスとしては指名しやすい人物ではないかとの意見も根強い。

1999年7月にルービン氏の後任として、財務長官に就任しましたが、金融規制を緩めていったことで金融危機を引き起こした遠因とも言われます。

グラス・スティーガル法の改正:1933年に制定された銀行法で、特に、銀行業務と証券業務の明確な分離を定めたことで知られています。しかし、1999年の金融制度改革法(「グラム・ビーチ・ブライリー法」)によって改定されました。金融持株会社は、証券・保険・銀行など金融業務の垣根をなくし補完的業務なども営むことができるようになりました。

この改正により金融機関の巨大化とレバレッジをかけたリスク競争が激化したという意見もあります。

もちろん、当時の時代背景や欧州や日本の金融機関との競争といった要素もありますし、規制緩和を行ったこと=政府が悪いということになれば、規制強化による既得権益の保護が正しいということにも繋がります。

サマーズ氏は、バーナンキ議長が行っている量的金融緩和の効果に疑問を抱いているとの報道もあり、次期FRB議長に選ばれた場合には、政策変化の可能性があることに注意が必要です。

金融緩和に対して疑問視している面からタカ派とみられている面と、周囲の理解と協調を重視せずに、自身の信念や考え方にこだわることから性格的な面もタカ派と言われます。

歴代FRB議長と決定方法

FRBの議長は、FRBの7名の理事(任期は14年)の中から、大統領の指名、上院の承認を経て決定。

議長の任期は4年です。

●第12代:ポール・ボルカー:1979年8月~1987年8月

●第13代:アラン・グリーンスパン:1987年8月~2006年1月

●第14代:ベン・バーナンキ:2006年2月~
2010年1月に再任。

歴代FRB議長を知りたい方:1914年~

ブックメーカーによる次期FRB議長の予想

英国は、スポ―ツはもちろん、政治についても賭けの対象にすることで有名です。

アイルランドのオンラインブックメーカー(Paddypower.com)による次期議長予想を見てみましょう。

アイルランドのブックメーカー

2013年8月4日:Paddypower.com

●ジャネット・イエレン:1.33倍
●ローレンス・サマーズ:3.5倍
●ロジャー・ファーガソン:4倍
●ティム・ガイトナー:17倍
●アラン・ブラインダー19倍
●クリスティーナ・ローマー:23倍
●アラン・クルーガー:26倍
●ラリー・マイヤー:34倍
●ドナルド・コーン:34倍
●スタン・フィッシャー:41倍

大本命はイエレン氏、対抗がサマーズ&ファーガソンという下馬評です。

2013年9月13日、オバマ大統領は、次期FRB議長に「ローレンス・サマーズ氏」を指名の意向とのニュースが日経電子版で流れました。

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