ユーロ/ドルのチャートと変動要因

世界で最も取引量の多い通貨ペアがユーロ/ドルの取引です。スプレッドが狭く情報も多いことから取引しやすい通貨です。

世界の為替取引量は、米ドルが約4割、ユーロが約2割、円が約1割です。国際決済銀行(BIS)によると、世界の外国為替取引高は、1日あたり約4兆ドルとのこと。

ユーロ/ドルの月足

1995年からのユーロ/ドルの月足です。(チャートはライブスターFX

ユーロ/ドルの月足

豪ドル/円同様にリーマンショックで暴落してからは、大体、1.2100~1.5000のあたりでレンジ相場になっています。

ユーロとドルは、通貨安戦争ともいえる状況で通貨の安さをお互いに競い合っているため、どちらかが一方的に安くなる(高くなる)状況ではありません。

通貨安=輸出振興・生産拡大による雇用確保・景気維持を狙っています。

ユーロ/ドルの変動要因

リスクオンとリスクオフ

ユーロ/円の変動要因と同じ要因で動きます。現在の為替相場に大きな影響を与えるリスクオン(リスク選好)とリスクオフ(リスク回避)の流れの中では、リスクオン時にユーロが買われてドルが売られます。

逆にリスクオフの状態では、ユーロが売られてドルが買われます。

ドルは度重なる金融緩和による通貨供給量増加により安くなる面と、世界経済の中でリスクの少ない通貨であるとの考えから危機になると買われます。

注意しておきたいのが、アメリカで何か問題が起きたとしても、米ドルが買われてユーロが売られる場合もあるということです。これは、世界全体の中で、リスクオンとリスクオフの考え方を投資家が行うためです。

財政の崖

ユーロの財政問題が、最近は良く耳にしますが、米国自身の財政も苦しく、景気や雇用の問題を抱えています。

来年(2013年)、減税措置の失効と歳出削減が重なる「財政の崖」という問題があり、今後の米国大統領選挙や財政問題に注目が集まります。

●財政の崖とは、米議会が回避に動かなければ6000億ドル(約47兆1800億円)超の歳出削減と実質増税が引き起こされる状況をいいます。

このままだと、財政の崖により米景気は大きく失速する可能性があります。しかし、普通に考えるとこのまま米経済が失速するのを指をくわえてみているとは思えず、何らかの対処はするでしょう。

ただし、この問題は、米株や米ドルにとっては、大きなリスクです。

米国の財政収支

財政収支の推移(1980~2012年) - 世界経済のネタ帳
米国と日本の経常収支
経常収支の推移(1980~2012年) - 世界経済のネタ帳

昔から、米国の二つの赤字として、問題になる数字です。

米国の経済指標

世界最大の経済大国「アメリカ」の経済指標の数字は、為替相場にダイレクトな影響を与えます。雇用統計をはじめとした経済指標の数値がの良し悪しを世界中のFXトレーダーや投資家が血眼になって注目しています。

ユーロ/ドルの週足

2009年以降のユーロ/ドルの週足です。上下に挟まれたレンジ相場となっています。

ユーロ/ドルの週足

ユーロ/ドルの日足

2012年のユーロ/ドルの日足です。春から夏場にかけて下落した後、上昇していますが、9月の高値「1.3171」近辺を抜けて上昇に向かうか頭打ちでレンジ相場になるか10月の下値に挑むかというところです。

ユーロ/ドルの日足

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