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米国の雇用統計は毎月最大のイベントとしてFXトレーダーに大人気の経済指標

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FXで最も注目される指標が毎月公表さっれる米国雇用統計。基軸通貨「ドル」と世界最大の経済力・軍事力を持つ米国の景気・経済状況を表す指標。

米国の政策当局者は、経済指標の中でも重視しているため、この数字が経済政策に大きな影響を与えます。経済・金融政策が変化すれば為替相場に影響するためFXトレーダーが注目するわけです。特に、米国の金利を調整するFRBは雇用統計のデータを金融政策決定の大きな要因としています。

通常、毎月第1金曜日のニューヨーク時間午前8時30分(日本では21時30分、米国が冬時間時は22時30分)に米労働省から発表されます。雇用統計の発表は外国為替・株式・金利などのマーケットで、毎月最大のイベントです。

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米国の雇用統計の内容

まず、注目されるのは、非農業部門雇用者数と失業率の二つ。

非農業部門雇用者数

非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿を基に集計されます。失業率統計とは異なり給与が支払われているかが基準となります。

そのため、経営者や自営業者は含まれません。業種別に再分類されていますが、特に製造業の就業者数が注目されます。

失業率

「失業者÷労働力人口×100」で定義され家計調査をベースとしている。

調査は16歳以上人口が対象となり、軍役従事者等は含まれません。失業率は。非農業部門就業者数とともに、政策変更のきっかけなどになることが多いのですが、景気の動きには遅行するとされています。

近年、就職をあきらめた人達が失業率の統計に含まれないとして問題視されています。

※失業者の定義:現在仕事がなく、過去4週間に仕事を探していた者のうち、仕事があればすぐに就くことができるも者。レイオフ中の者。

世界のGDPの約25%を占める米国の雇用動向は米国経済ひいては世界経済に与える影響が大きく世界中から注目されています。米雇用の増加は基本的にはドル高要因です。

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FXトレードと米国雇用統計

最も注目される経済指標だけに週の初めから金曜日の発表時間を意識して取引が行われます。数字次第で金融緩和・引き締めに米FRBが動く可能性があるため、相場が大きく変動します。

そのため、「指値注文・逆指値注文」を現在値から近い水準においているとスプレッドの一時的な拡大により注文が成立、大きなスリッページが発生するなど思わぬ問題が起きます。雇用統計前には、ポジションを減らす・一時的に指値注文を変更するなどの対処が必要です。

また、成行注文においても約定し難い・広がったスプレッドで約定するなどのケースが生じやすくなります。約定力の高いFX会社はこちら

●雇用統計直後の為替相場

雇用統計直後の為替相場

2013年11月8日に発表された米国の10月非農業部門雇用者変化は、予想の+12万人に対して20.4万人の大幅増加。米国の量的緩和縮小の可能性が高まりドル高に動く。

過去の雇用統計結果を確認できるサイト

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