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為替相場の変動要因として短期的に強い影響を与えるのは「金利」です。

しかし、総合的には様々な要因が複合して動きます。この複合要因で動くことがFXの初心者には悩みの種。

本ブログもできるだけ分かりやすく書くつもりです。

為替相場の短期変動要因は金利、そして長期は物価(インフレ)で動きやすい

特に短期的な動きについて市場で注目される材料は、中央銀行の金融政策。金利の上げ下げや通貨供給量の増減そして今後の動向について当局者が発言すると為替相場は動きます。

一方、長期的な動きについては「物価」に注目が集まります。高金利通貨を保有していると外貨預金だと金利、FXだとスワップポイントを得られます。

金利上昇や金融緩和縮小は通貨高

金利低下や金融緩和拡大は通貨安

短期は高金利通貨が買われる傾向にあるためスワップポイントと為替差益の両得チャンス。しかし、いつまでもいいことは続きません。

中長期になると高金利通貨のインフレ率の高さが通貨価値の下落に繋がります。ここは為替相場の変動要因の中でも初心者FXトレーダーに難しいところ。

インフレとは、お金の価値が下がり物の価値が上がること=為替市場において通貨の下落が起きます。この下落は緩やかな下落より急激な下落になることの方が多い。

まとめると、金利上昇局面(インフレ率も上昇)の通貨は緩やかに上昇してゆき、価格がピークに達した後に何らかのきっかけで大幅下落に見舞われやすいということ。

●南アフリカランド/円の月足チャート(2014年6月26日)
南アフリカランド/円の月足
●豪ドル/円の月足チャート(2014年6月26日)
豪ドル円の月足チャート
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FXを取引する前に為替相場の変動要因を徹底的に学びましょう。セオリー通りに動くとは限りませんが、基本は抑えておくべき。

短期・中期にかかわらず、中央銀行は「金利」をいつごろどの程度上げたいのか下げたいのかを世界中の投資家やアナリストが固唾を飲んで見守っています。

そして、中央銀行自体も私達と同じ経済指標「雇用統計」や「物価上昇率」「住宅価格」などから判断しています。つまり中央銀行も個人投資家も同じような視点を持つことが可能と言えるかもしれません。

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